自宅の工事を計画している方の中には、工事を行う期間は、仮住まいで生活しなければならないと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、小規模のリフォームや外構工事のみの場合、自宅に住みながら工事を進めることができます。ただし、「住みながら行う工事」では、仮住まいを借りる必要が無い反面、制約を伴った生活が強いられる可能性があります。

本記事では、住みながら外構工事を行うメリットとデメリットについて、それぞれ詳しくご紹介します。

この記事を読むための時間：3分

外構工事を住みながら行うメリット

外構工事は、住まいをより美しく機能的にするのに適した工事です。もし、住みながら工事が行えれば、普段の生活を中断する必要がないため、仮住まいを探すといった余計な手間や費用が掛かりません。ここでは、その他にも得られる外構工事を住みながら行うメリットについてより詳しくご紹介します。

外構工事のコストが抑えられる

住みながら外構工事を進めることにより、コスト削減が期待できます。工事をしている間は、家に住めない場合、マンスリーマンションやホテルといった宿泊施設で生活しなければなりません。外構工事にかかる費用の相場が50万円以上であるため、宿泊費などの追加費用まで考慮すると、金銭的な負担が大きくなってしまいます。

住んでみて分かったことが反映できる

住んでみて初めて気づくことや、生活している中で感じるニーズは、外構工事において重要な要素です。このように実際の生活経験に基づいたアイディアや改善点を基にして工事計画を進められるのが、住みながら外構工事を行うメリットといえます。

家の引き渡し日が早められる

一般的に外構工事にかかる期間は2週間程といわれていますが、天候やスケジュールの都合で伸びる可能性があります。もし、住みながら外構工事を進めるのであれば、工事が終わるまで待つ必要が無いため、家の引き渡し日を早めることができます。予定よりも早く新居での生活を始めたい方は、住みながら外構工事を行うことを検討してみましょう。

工事の作業状況が確認できる

住みながら外構工事を進めることで、作業状況や工事の出来栄えをリアルタイムで確認できます。このメリットにより、「希望通りに工事が行われているか」「予想外の問題は発生していないか」といった不安が解消されるでしょう。

外構工事を住みながら行うデメリット

外構工事を住みながら行うのかを決めるには、メリットだけでなくデメリットまで考慮する必要があります。例えば、敷地内で工事を行うと、騒音や人の出入りが激しくなるため、普段の生活環境とは全く異なったものになります。この他にも予想されるデメリットをいくつか紹介するので、参考にしてください。

引き渡し時の家の見栄えが悪い

住みながら外構工事を行う場合、家を引き渡す段階では、工事がまだ完了していません。建物全体の見栄えが完璧でない状態で引き渡し日を迎えるため、マイホームに対して住民が感じる第一印象が悪くなる可能性があります。

駐車場が使用できない

駐車場や駐輪場も外構工事に含まれるため、工事が完了するまで駐車場が使用できない可能性があります。工事を行う期間は、近くのコインパーキングを利用するなど、解決策を検討しておきましょう。

工事業者の人が頻繁に出入りする

住みながら外構工事を行う場合、工事現場に作業員や重機などが頻繁に出入りするため、住民の生活に支障をきたす可能性があります。特に、小さなお子さんやペットがいるお宅では、事故にならないよう、細心の注意を払わなければなりません。安全やプライバシーを守るために、事前の打ち合わせ段階で、工事期間や作業を行う時間帯、工事内容などを共有しておくのが重要です。

利点と欠点を理解した上で、住みながら工事を行うのかを決めよう

今回は、住みながら外構工事を行うメリットとデメリットについて詳しくご紹介しました。メリットとしては、リアルタイムで工事の状況が確認でき、住みながら気付いた要望を反映させることができます。さらに、コストが抑えられ、引き渡し日を早められるといった面があります。一方で、工事期間中は、住民の生活がさまざまな側面から制約されるため、不便さを感じることが多くなります。

外構工事を住みながら行うかを検討する際は、これらのメリットとデメリットのバランスをよく考慮した上で判断するようにしましょう。